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Image by Izabelly Marques
【法人代表 高木   そして私たちの想いと理念】

かつては呆け老人と言われ隠す存在だった高齢者たちも、現在では世間の認知を経て、認知症高齢者として日の当たる存在となりました。

対して国民の7.6%を占める障害者へは、世代によってはまだまだ根強い潜在的差別意識も残っています。
また高齢者住宅、介護の世界に比べて、要介護高齢者数を上回る障がい者の選択肢や住まいがまだまだ少ないことを憂いています。社会福祉法人勤務時代にはまだ福祉事業は「措置」でまだ完全に行政主導でした。
 
時は流れて、現在は「措置」から「契約」に代わり民間へ解放されました。官製福祉と言われるゆえんです。
しかし、制度は変われども社会の認識はまだまだ変わっていません。
高齢社会は既に根付いていますが、障がい者を受容する社会は根付いているとは言い難い現状です。バリアフリー社会といいますが「「心のバリアフリー」はまだまだです。
ーマライゼーションの思想が実現した、認知症高齢者を迎え入れた社会の「在り方」に障がい者を取り巻く環境が1日でも早く追いつくことを願っています。

 
【私たちの理念】

私たちは障がい者ひとりひとりの個性を受け入れて、障がい者に優しい社会の実現を目指します。
心のバリアフリー(ノーマライゼーション)の実現に貢献します。
  • 私たちは障がい者ひとりひとりの想いを共有します。
  • 私たちは障がい者ひとりひとりの得意を伸ばし、輝きを大切にします。
  • 私たちは障がい者ひとりひとりのその人らしい生活が実現できる地域社会づくりに貢献します。
  • 私たちは障がい者が親亡き後も安心して過ごせるよう、ご家族とも想いを共有します。
  • 私たちは心のこもった支援のできる働きやすい職場環境を整備し続けます。

 
【法人名の由来】

私たちは障がい者グループホームを運営しています。
オレンジとは最近では認知症をさす言葉として使用されていますが、呆け老人→認知症と定着して今では
認知症のお年寄りが迷子になっただけで、小中学生が寄り添い交番まで送り届けてくれる世の中になりました。

​障がい者の世界ももっと早く認知されて街なかでの暮らしが定着して欲しいと願っています。認知症高齢者のように世間から認知され温かい眼差しで迎えられ、真のノーマライゼーションの社会が実現するべく、温かい南風を吹かせたいと願い「オレンジの風」と命名しました。

そう、目標は認知症高齢者を取り巻く現在の日本の認識が「障がい者の世界でも実現すること」です。そしてノーマライゼーションの思想が実現した、認知症高齢者を迎え入れた社会の「在り方」が障がい者の世界でも普及することです。
グループホームの庭に「みかんの樹」があるのは単なる偶然です。(笑)

*ノーマライゼーションとは・・
社会的立場の弱い障がい者や高齢者がそうでない人と平等に生きるために、福祉の充実、社会基盤などを整備していく考え方です。障がい者などをノーマルにすることを目的とするのではなく、その障がいを共に受容することであり、彼らにノーマルな生活条件を提供することです。 そのために障がい者などの生活環境を通常の生活環境に近づけ、誰もが自分らしい生き方を追求できるとする考え方です。
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